エベレストに登頂してから、みなさんによく聞かれるんですが、実は我が家は遺伝子的にそう長寿というわけではないんです。家系をみても心臓の病気にかかりやすいですし、僕も小さい頃から病気がちで長期間入院していたこともありました。ではなぜ今、こんなに元気なんだろうと考えてみると、それはきっと夢を持っているからだと思うんです。人生、いくつになっても何かしたいという夢があると、とんでもない力が出せるんです。
僕の“70歳でエベレスト登頂”という夢もそうでしたけど、親父の“99歳でモンブラン滑降”も、世間的にみると「その歳でとんでもない」とか「なにかあったらどうするつもりか」といわれるもの |
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ですよね。でも、夢は大きいほど、人生も大きく豊かに変わってくるんです。若い時は誰でも『死んでもいい』と思って一生懸命やる時があります。それがだんだん歳をとると、人生の目標がなくなってしまう。でも、『これができたら死んでもいい』と思える夢があれば、人生いつまでも青春です。そういう意味では夢がなければ、父も僕もふつうのおじいさんになっていたと思います。
人はいくつになっても夢をみることができます。フルマラソン完走でも、ゴルフを続けることでもいい。みなさんも歳だからとあきらめず、いつまでも夢を持ち続けてほしいと思います。 |